レアール法律事務所ブログ

秋葉原にあるアットホームな法律事務所です。弁護士や事務員が日々の出来事や法律に関する記事を投稿します。

2018年04月

弁護士が作成する文章の読点は「,」or「、」のどっち?

 

弁護士の櫻田です。

 

皆さん、そろそろGWモードでしょうか?

私は、残念ながら行楽の予定はないです。事務所もカレンダー通りの営業となります。

 

さて、今回は、弁護士が作成する文書における読点の表記の話です。

 

通常、日本語の文書を作成する際、読点は「、」(テン)ですよね。

市販されている書籍や新聞なども、「、」だと思います。

 

しかし、法曹の世界では、文章に用いられる読点は、「,」(カンマ)が主流です。

 

少なくとも、裁判所や検察では、公文書のルールがありますので、判決等の公文書については、「,」が用いられています。

 

では、弁護士はどうかというと、これは意見が分かれるところです。

 

私人の代理人として弁護士が作成する文章は公文書ではありませんので、裁判所や検察のルールの適用を受けるわけではありません。

 

しかし、私の実感では、弁護士の業務上作成する文章には、「,」を使用している弁護士が多いかなと思います。

訴訟の準備書面などで、相手方の弁護士が、「、」を使用することはたまに見かけますが、割合としては少ない印象です。

 

弁護士として、公文書に準拠するという主義の方は「,」を使って、日本語のルールを重んじる主義の方は「、」を使うということでしょう。

 

私はというと、弁護士の業務上作成する文書には、「,」を使用します。

ただ、公文書に準拠すべきという強い思いはなく、司法修習中に、指導を受けた裁判官や弁護士から「,」を使用した方がいいとの話を受け、以後、そのまま継続して「,」を使っているだけです。

まぁ、言ってしまえば、なあなあで「,」を使うことが慣習化しています。

 

読点の使用について主義のある方からすれば、主体性がなく情けないと思われるかもしれません。

 

けど、私は、これでいいと思っています。

読点の表記で、事件の帰趨に影響はありませんし、依頼者の方にはまったく関係がないことです。

読点の表記に思いを込める時間があるなら、私はその時間を実質的な事件解決のために使いたいと考えます。

なので、今後も、なあなあで「,」を使い続けることでしょう。

 

ちなみに、このブログの記事の読点は、皆様が読みやすいように、「、」とさせていただいています。

 

はじめまして。弁護士の舩嶋です。

はじめまして。

今年から幣所で勤務しております弁護士の舩嶋(ふなしま)と申します。

既にお会いになった方も、これからお会いになる方もよろしくお願い申し上げます。

 

はじめての投稿ですので、少し自己紹介をさせて頂きます。

私は熊本生まれ熊本育ちで、大学は東京の大学に、ロースクールは名古屋のロースクールに進学した後、再び東京に戻って司法修習を受けました。

熊本を離れ、東京名古屋で10年近く生活をしましたが、各地方にはそれぞれの文化や風習、県民性があることを肌で感じ、同じ日本であってもどこか異文化を感じることもありました。

 

なかでも特にそう感じたのが野球チームの露出具合です。

熊本にいたときは巨人ばかり取り上げられ、他球団は少しソフトバンク(当時はダイエー)があるくらいでしたが、東京にいくと巨人だけではなくヤクルトや西武等の関東の球団も見かけるようになり、名古屋では専ら中日でした。

これまで、中日ドラゴンズの特集を見たことが殆どない私にとって、名古屋に引っ越して毎週中日ドラゴンズの特集を見かけることは衝撃でした。

 

また、食文化の違いにも驚きでした。

熊本では刺身醤油を普段使用するのですが、他県ではほとんど使用されていないことに驚きました。

また、熊本、名古屋では鰻が蒲焼なのに対し、東京では蒸し焼きにされていたり、味噌汁も合わせ味噌ではなく名古屋では赤味噌だったりと、普段使用するような調味料ですら全く異なっていました。

おふくろの味を求めるのはこういった違いがあるからでしょうか…

 

このように、同じ日本であってもこれだけ地方差があることを経験すると、自分の常識はその一地方だけの常識であって、万人の常識ではないのではないか、と考えるようになりました。

したがって、最初から私の考えが絶対であるといった行動をとるのではなく、依頼者の悩みにしっかりと耳を傾け、個々人に沿ったアドバイスを提供できるよう日々精進してまいります。

なかなか話しにくい事柄もあるかとは思いますが、真摯に対応させていただきますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

 

【追伸】私はサッカー、野球等スポーツ全般が好きなので、スポーツが好きな方はお気軽に声をかけて頂けたらと思います。

 

債権者破産申立て-阿波踊りで有名な徳島市観光協会の破産手続

 

弁護士の櫻田です。

 

報道によると、

 

徳島地裁は29日、徳島市観光協会の破産手続き開始を決定した。徳島市の阿波踊りに4億円余りの累積赤字が生じている問題を巡り、市が債権者として、主催者の一つである協会の破産を申し立てていた。(3/29付け徳島新聞)。


徳島市の阿波踊りに4億円余りの累積赤字が生じた問題で、市観光協会は16日、徳島地裁の破産手続き開始決定を不服とし、高松高裁に即時抗告した。(4/16付け徳島新聞)

 

とのことです。

 

上記報道のとおり、阿波踊り事業を巡っては、徳島市観光協会には多額の累積赤字が生じていたようで、徳島市が債権者として協会の破産申立てをして、破産手続開始決定が出されていましたが、協会はこれに不服として即時抗告をしたようです。

 

阿波踊り事業に関する背景はさておき、この徳島市観光協会の破産手続は、上記のとおり、破産をする債務者(協会)ではなく、債権者(市)が申し立てたものです。

債権者が債務者の破産申立てをすることについて、少し意外に思われる方もいらっしゃるのではないでしょうか?

 

破産法では、債権者も破産手続を申し立てることができる旨の規定があります(破産法181項)。債務者自身ではなく、債権者が債務者の破産申立てをすることを「債権者破産申立て」といいます(そのままのネーミングですね)。

 

債権者が破産申立てをするメリットとしては、一般的には、債権回収にあるといえます。

破産をすると、債務者の財産は処分・換価され、その金銭は、破産管財人の報酬などを差し引いた上で、債権者に配当されることになります。

しかし、既に支払不能又は債務超過に陥っていることから、処分・換価する財産がなく、配当がなされないこともあります。とすると、債権者としては、訴訟等をして債務名義を取って、個別に強制執行をすることも検討しますが、債務者の財産内容を把握できないことも多く、強制執行が上手くいかないこともまた多いです。そうであれば、裁判所や破産管財人により、債務者の財産を徹底的に調査してもらった方が、強制執行よりも回収する可能性が高いケースもあり得るのです。

このように、債権回収の効率を上げることが債権者破産申立ての目的といえます。

 

また、仮に債権の回収を図れなくても、債務者が破産をすると債権回収が不能となり、その債権について欠損処理をすることができ、税務上利益になる場合もあります。

 

他方で、債権者破産申立てには、高いハードル(デメリット)もあります。

 

まず、申立てをする債権者の方で破産手続開始の原因(支払不能や債務超過の事実)を疎明しなければならず、こうしたことを調査するのは困難を伴います。

 

また、申立てにあたっては、債権者の方で裁判所に予納金を納める必要があります。予納金額は事案によって異なりますが、債務者が規模の大きい会社などの場合には、数百万円かそれ以上になる場合も多いと思います。

 

あとは、通常の債務者申立てによる破産手続よりも時間・手間がかかるでしょう。債務者による抵抗があること多く、手続が長期化することは珍しくありません。

実際、徳島市観光協会の案件も、破産手続開始決定に対して即時抗告(不服申立て)がなされており、これに対する高裁の判断がなされることになりますが、この辺は序の口でしょう。すぐには終わらないと思います。

 

事業の背景などに関心が寄せられていますが、弁護士としては、破産手続の面からも、今後の推移を見ていきたいと思います。

 

自己破産や個人再生をするとローンが残った自動車はどうなる?-自動車の所有権留保

皆様、こんにちは。

弁護士の高橋です。

 

今回は、自動車の所有権留保についてお話しいたします。

 

所有権留保とは、売買代金が支払われるまでの間、当該代金債権を担保するために売買の対象物の所有権を売主に留保するという担保の一種です。

自動車の売買における割賦代金を担保するために設定されることが多くあります。

 

そして、破産や個人再生手続きを行う場合、債権者の中に上記のような自動車ローンの債権者も含まれている場合、注意が必要です。

 

何故なら、自動車の所有名義が買主であるか、自動車の販売会社(ディーラー)であるか、債権者(自動車ローン会社)であるかによって、債権者からの自動車引き揚げに応じるべきか否かが変わるからです。応じるべきでないのに、応じた場合、裁判所に不当な財産流出と判断されるおそれもあります。

 

結論から言いますと、所有名義が買主本人または販売会社である場合は、引き揚げに応じる必要がない可能性が高いです。そして、所有名義が債権者である場合は、引き揚げに応じなければならない可能性が高いです。

 

上記のように結論が異なるのは、破産または個人再生の開始決定が出る時点において、当該自動車ローン債権者は、他の債権者に自身の担保権を主張できる対抗要件を具備しなければならないためです。

 

ただ、平成25年頃から、所有名義が債権者以外の場合であっても引き揚げに応じられるように、各自動車ローン債権者が契約の条項を見直す動きがあります。

 

また、破産または個人再生の開始決定前においては、所有名義の内容にかかわらず、引き揚げに応じなければならないという考え方もあります。そのため、開始決定が下りる前に迅速に勝訴判決を得て引き揚げを試みる自動車ローン債権者もいます。

 

さらに、軽自動車の場合は、他の債権者への対抗要件が自動車の所有名義ではなく、引渡による占有であり、通常の契約書には占有が債権者にあることが明記されています。そのため、軽自動車の場合は、引き揚げに応じなければならないことが殆どです。

 

以上のとおり、自動車ローンの残っている自動車をお手元に残せるかどうかは、自動車の名義と契約内容によることになります。

 

ですので、当事務所にご相談いただく場合は、契約書と車検証をお持ちいただき、車を残すことができる事案であるか、そして、迅速に申立てを行わなければならない事案であるかを十分に検討させていただきたいと思います。

 

それでは、また。

三角スケール

弁護士の櫻田です。

 

突然ですが、「サンスケ」ってご存知ですか?

 

サンスケは略称で、正式名は「三角スケール」といいます。

Wikipediaによると、三角スケールとは、「縮尺定規の一種で、縮尺図面の製図や読み取りの際に用いられる物差し」と定義されています。

要するに、地図など1/100とか1/500に縮尺された図面における距離を、縮尺計算なしに直接読み取れる定規のことです。メートル単位で読み取ることができます。

 

三角柱の形をしていて、1つの面で異なる2つの縮尺を読み取ることができるので、1本で6つの異なる縮尺の図面を読むことができます。

当然ですが、小学生がよく使う、三角形の形状をした「三角定規」とは違います。

 

昔、公務員をしていた頃、道路法に基づく許認可や、道路境界の確定の業務をしていたことがあったのですが、その際、日常的に種々の図面を確認する必要がありました。

その頃は、サンスケは必携の道具でした。机の上では、ボールペンと同じくらい取りやすい位置に置いていましたし、現場に行く際は必ず携帯していました。

 

弁護士となって、現在、とある事案で、土地の面積などが争点となっているものがあります。

その案件で、公図や測量図に基づいて、距離や面積にかかる主張・立証をしなければならないことから、久々にmyサンスケを使うことになりました。

 

20180411

 

久々というように、弁護士になってからは、サンスケをほとんど使う機会がなく、サンスケを使ったのは今までせいぜい5件程度でしょうか。

使ったのはほぼ不動産案件ですが、不動産案件でも面積自体が争点となるものはあまりないですからね。

 

縮尺図面の距離を測りたいときに、サンスケは非常に優れものです。

若干の懐かしさを覚えながら、久しぶりにその力を拝借させていただきます。

 

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